技術指導型在籍出向支援事業を紹介します!

2017.05.01

福島県では、相双地域の医療機関における看護の質の向上のため、看護職員を在籍出向させ、研修会等を通して技術指導を実施した場合、 出向元等が負担する人件費を補助する事業を行っています(事業の詳細はこちら)。

 このたび、実際に同事業を活用して平成29年2月23日~3月19日まで、相双地域の大町病院に出向した看護師さん、若命(わかめ)さん(東京大学医学部附属病院所属)の感想を紹介します!

Q出向された感想を一言で言うと・・・・?

→ 今の病院以外で働いたのは初めてで、おもしろかったし勉強になりました。

Q出向を希望された主な理由をお聞かせください。

→ 東日本大震災から6年たった今、被災地がどんな状況なのか知りたかったためです。

Q 今回、技術指導を行っていただきましたが、どのように実施されましたか?(技術指導型の出向って何か特別な技術や知識がないと無理でしょうか?)

→ 今回は自分のできることを持っていった形だったので、ある程度テーマを決めていましたが、大町病院の状況をみて内容を固めました。自分が普段何気なくやっていることでも、別の病院に行くと新しいことだったりするので、特別な技術でなくてもきちんと根拠のあることをしていれば、研修はできると思います。

Q 出向先では、毎日どのような業務を行っていますか。

→ 受け持ちを持たないフリー業務として、保清、体交、おむつ交換、退院後の清掃やベッドメイク、入院のアナムネ聴取、検査の搬送や手術の送り迎え、臨時の採血、点滴準備などを行いました。

Q 出向先の病院の雰囲気はいかがでしょうか。

→ 職員は明るく活気がありました。看護師どうしは名前で呼び合うなどアットホームな雰囲気もありながら、日々忙しい中でも新しいことを学ぼうとし、組織をきちんと前向きにしようとしていると感じました。

Q 出向した事で、今後の業務に役に立つと感じることはありますか

→ 地域医療の現状の一端に触れることができたのは貴重な体験でした。大変な中でも勤め続け、今でも頑張っている看護師仲間と知り合いになれたことは、こちらも頑張っていこうというエネルギーとなり、看護師としてどう生きていくのかを考えるきっかけになりました。

Q これから出向を検討している方に対してメッセージをお願いします。

→ 被災地支援の思いも大切だけれど、自分が現地に行って何を学ぶのか、というのを考えていくと、より実りあるものになると思います。とても楽しかったし、自分もリフレッシュできたので、ぜひ多くの方に経験してほしいと思います。

 

○大町病院からのコメント

・委員会での問題点や悩みを相談することができ、委員会が活性化しました。

・上席会議・運営委員会等のトップ会議に参加していただき看護部の課題等のアドバイスをしていただいたことで、地域医療の課題に取り組む方向を示せました。

・院内のスタッフとは別の視点から患者をとらえ、ケアしていることで、新たな気づきを得られました。

・「技術支援」を通して人事交流をすることは、看護の技術のみならず個々人の成長を促すことになります。看護人材育成の一環として活用できると思います。

 

 福島県では、平成29年度も技術指導型在籍出向支援事業を実施しています。ご興味がある看護職の方がおりましたら、是非とも下記までご連絡ください。

【問い合わせ先】福島県医療人材対策室

TEL024-521-7222

メール:kango@pref.fukushima.lg.jp